車検の期日や費用(自賠責・重量税・印紙代)についてと依頼できる場所と特徴を比較解説

投稿日 2022-10-18 | 最終更新日 2023-10-03

車検についての基本的な知識と車検を依頼するにはどこがいいのか?という疑問を解決していきます。

この記事を読んで頂くことで


 いつもあまり考えずに車検を頼んでいたけど結局はどんなところに依頼するべきかの
  全体像を把握することができます。

 車検にかかる費用についての内訳が確認できます。今後、依頼されたところから
  請求書がきた時に、その内容が分かるようになります。


それでは、さっそく解説していきます。

そもそも車検とは

車検とは道路運送車両法という法律の保安基準に適合しているかどうかを検査するものです。車を所有している場合は避けては通れないもので、決められた期間内に検査を行わないといけません。

この検査をしないで期限切れとなったまま公道を走ると、道路運送車両法違反となり違反点数6点、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以内の罰金とかなり重い罪になってしまいます。

ここからは、車検を通す場所ごとにその特徴について解説していきます。

そもそも車検を通す期日はいつまでなのか

通常の車であれば2年に1度車検を通すことになりますが、例外もあります。

新車の場合、最初に車検を通してから3年後に2回目の車検を通すことになります。これは、軽自動車も同じです。

その他には、例えばレンタカーでは新車時は2年、その後は1年毎の車検を通すなど、その車種と用途によって期間が変わってきます。

車検を通すタイミングは?

車検を通すタイミングは期限が切れる「1か月前から期限が切れる日まで」になります。

車検切れになる1か月以上前にも車検を通すことはできますが、次回車検に通すタイミングが前倒しになってしまうので、注意が必要です。

また、車検切れになってしまった車も車検を通すことはできますが、公道を走れないので車検を通す場所までは仮ナンバーを取得するか、業者に依頼をしてレッカーで運んでもらう必要があります。

車検にかかる費用

法定費用

法定費用とは「自賠責保険料」、「自動車重量税」、「印紙代」の3つをあわせていいます。

自賠責保険料、自動車重量税は車検を依頼する場所で値段の差異はありません。印紙代は指定工場と認証工場で数百円レベルですが、指定工場の方が安くなっています。

自賠責保険料と自動車重量税は車種や新車登録からの経過年などで違います。
下記の表にまとめましたのでご参照ください。

自賠責保険料

37ヶ月 36ヶ月 25ヶ月 24ヶ月 13ヶ月 12ヶ月
普通自動車 27,700 円 27,180 円 20,610 円 20,010 円 13,310 円 12,700 円
軽自動車 27,330 円 26,760 円 20,310 円 19,730 円 13,150 円 12,550 円

自動車重量税

① 乗用車3年自家用、新車を買った場合の登録時

車両重量3年自家用
エコカーエコカー(本則税率から軽減)エコカー外
免税50%減25%減軽減なし
0.5t以下0円3,700円5,600円12,300円
~1t0円7,500円11,200円24,600円
~1.5t0円11,200円16,800円36,900円
~2t0円15,000円22,500円49,200円
~2.5t0円18,700円28,100円61,500円
~3t0円22,500円33,700円73,800円

② 乗用車2年自家用、中古車を買った場合の登録時

車両重量2年自家用
エコカーエコカー(本則税率から軽減)エコカー外
免税50%減25%減軽減なし
0.5t以下0円2,500円3,700円8,200円
~1t0円5,000円7,500円16,400円
~1.5t0円7,500円11,200円24,600円
~2t0円10,000円15,000円32,800円
~2.5t0円12,500円18,700円41,000円
~3t0円15,000円22,500円49,200円

③ 乗用車2年自家用、2回目以降の車検時

車両重量2年自家用(2回目以降の車検時)
エコカーエコカー外
免税本則税率13年未満13年経過18年経過
0.5t以下0円5,000円8,200円11,400円12,600円
~1t0円10,000円16,400円22,800円25,200円
~1.5t0円15,000円24,600円34,200円37,800円
~2t0円20,000円32,800円45,600円50,400円
~2.5t0円25,000円41,000円57,000円63,000円
~3t0円30,000円49,200円68,400円75,600円

④ 軽自動車3年自家用、新車を買った場合の登録時

 エコカー   エコカー(本則税率から軽減)エコカー外
免税75%減75%減25%減軽減なし
3年自家用0 円1,800 円3,700 円5,600 円9,900 円

⑤ 軽自動車2年自家用、2回目以降の車検時

    エコカー     エコカー外
免税本則税率13年未満13年経過18年経過
2年自家用0 円5,000 円6,600 円8,200 円8,800 円

車検基本費用

車検基本費用とは「点検技術料」、「測定検査技術料」、「車検代行料」をあわせていいます。この車検基本費用は金額が一定金額ではないので、車検を頼む先によって値段が変わってきます。

部品交換費用

車検に通らない状態の車でしたら、車検に通すための整備費用、部品交換の費用がかかってしまいます。そうならないためにも普段から車の定期点検を行う事を心がけることが必要です。

車検を頼むことができる業者

鈑金塗装工場

日頃から鈑金塗装工場に修理や点検を依頼している方は、車検もその鈑金屋さんにお願いするのがいいと思います。中には工場内に車検を行える施設を完備しているところもありますので、即日対応してもらえる場合もあります。

費用もディーラーに頼むのに比べ、割安なところが多いのも特徴ですので信頼している鈑金屋さんと繋がりがある方は、鈑金屋さんに頼むようにしましょう。

カーディーラー

車を購入したディーラーに依頼する場合は、その他の場所に依頼をするよりも金額は高くなることは覚悟してください。ただ、ディーラーは車検の点検項目が他よりも多く、整備も充実しているので、一般的には「費用はかかっていいからしっかりと点検を行いたい方」に向いているといえます。

車検専門店

車検を専門で行っている業者もあります車検を専門に行っていますので、車検を通すための整備には強いですが、それ以外のことに関しては全体的に弱い傾向があります。費用もディーラーに頼むよりも安く抑えられることが多いので、車検を通すことのみを考えている方は車検専門店での利用を考えてみてください。

ガソリンスタンド

普段、使用するガソリンスタンドも車検を代行しているところがあります。ただ、依頼した場合は時間がかかってしまうことがあります。費用は他に頼む場合に比べてかなり安価にできることが多いのがメリットなため、「毎日のように車に乗らないので多少時間がかかっても安く抑えたい方」に向いています。

カー用品店

カー用品店に車検をお願いするメリットは部品を多くの種類の中から自分好みに選択できるという点です。費用に関してはカー用品店によって値段が変わりますので、各用品店のホームページで確認してみてください。

まとめ

車検は人間でいう健康診断であり、決められた期間に一度、必ず異常がないかの点検をしなければいけない事が法律で決められています。

その際に、一番費用を抑えるなら自分自身で陸運局に行き、車検に通すことですが、自分で全てを行う分書類の作成や検査場での車の操作も行わなければなりませんし、何より多くの時間がかかってしまいます。

仕事や家庭でその時間が取れない方は、ぜひこの記事を参考にして頂きどこに車検を依頼するのか検討してみてください。


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代車専門のレンタカー会社を8年程度 → 現在は独立し全国で事故・故障の際のサポート事業を始めて2年たちます。 保険案件のレンタカー、レッカー、修理は累計2000回以上の取引実績があります。

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