事故で全損となった場合の代車の期間は?レンタカーの補償を最大限受ける方法

投稿日 2022-10-21 | 最終更新日 2023-11-29

事故時の車を買い替える期間中のレンタカー

事故で乗っていた車が全損になった場合は、保険会社から乗っていた車の「時価総額」の金額が支払われ(支払われる割合は事故の内容によります。)、そのお金に自分のお金を追加して修理するか、車を買い替えるかの判断をしなければいけません。

車を買いかえるかどうかは、事故の大きさ(車がどれほどのダメージを受けたか)だったり、そもそも保険会社からもらえる金額や、あなたが車を買い替えたいなと思っているか?などによって判断すればいいと思います。

ここで車を買い替える判断をした場合、買い替え期間中のレンタカー(代車)は保険で補償してもらえる場合があります。

補償してもらえる場合とは下記の通りです。


① 相手がいる事故で、あなたに過失がない場合
  (相手側の保険を使うため)

② あなたに過失がある事故や自損事故で自分の保険を使うことになった場合でも
   レンタカー特約(代車特約)や※それ相応の保険に入っている場合



それ相応の保険に入っている場合とは、保険会社によってはロードサービス内でレンタカー代金を補償してくれるところもあるため、「修理期間中のレンタカー代金を補償してくれる保険」に加入しているか?ということです。

上のどちらかに当てはまれば、保険を使い、レンタカー料金を補償してもらうことができます。

詳しくは、下記で詳しくで解説していますので確認してみて下さい。

中古車屋さんでは無料で貸し出しをしてくれるところもある

中古車屋さんでは、必ず購入してもらえるようであれば代車を無料で貸し出している所もあるようですが、購入するか考えている段階では貸してはくれません。

また、車種の指定はできませんので、「大きめの車が必要なのに」とか、「もっと新しい車がよかった」なんてことになってもどうしようもありません。

なので事故後にすぐに代車は必要だけど、まだどういった車をどこで新しく購入するか考えていないという場合はあまりおススメできない選択です。

自分の保険か相手の保険かによって「借りられる期間」が違う

相手がいる事故で、自分に過失がない場合は車を買い替える際のレンタカー期間は正確には決まっていません。

これは言い換えると、「行き過ぎた期間でなければ車を買い替える期間のレンタカー料金は相手側の保険会社からすべて補償される」ということです。

しかし、期間が決められていないからといってダラダラと買い替えるための行動をしないと保険会社から「もうこれ以上は払いません」と言われてしまいます。

その借りられる期間は、相手の保険会社にもよりますが一般的には「1ヶ月程度」といわれています。

また、あなたの保険を使ってレンタカー代金の補償を受ける場合は、決められた期間があります。全損で車を買いかえる場合、多くの保険会社の補償期間は30日間となりますので、30日以内に納車までを行わなければいけません。(故障の場合は15日間が多い)

この期間が過ぎてしまった場合は、多くの場合は自腹で払わなければいけなくなってしまいます。

自分の保険か相手の保険かによって「借りられる車種」が違う

保険で補償を受けられる車種はあなたに過失がない事故で相手側の保険会社から補償される場合は、多くの場合は事故にあった車と同等車をレンタカーできます。

ただ、保険会社はできるだけ費用を安く抑えようとしますので、例えば事故にあったのが高級車だった場合、お買い換えの期間はプリウスでもよろしいですか?などと言ってきますが、乗っていた車と同等車を借りる権利がもちろんありますのでしっかりと主張しましょう。

ただ、あなたの保険(レンタカー特約)を使って補償を受ける場合は契約時に決めた金額の範囲でしかレンタカーを借りる事はできません。

いくらの特約だとどういった車に乗れるのか?については、下記を参考にしてみてください。

全損で車を買い替える期間中のレンタカーの補償日数を最大限伸ばす

前述したとおり、全損になった場合の買い替え期間中のレンタカーの補償は「相手の保険会社が補償してくれる」のか「自分が加入している保険を使って補償を受ける」のかによって違ってきます。

これから、保険会社からの補償を最大限受ける方法を解説していきますが、これは「自分に過失がなく、相手の保険会社から補償を受ける場合」の方のみが使える方法になりますのでご注意ください。

まずは相手の保険会社から補償を受ける

まずは、相手の保険会社に車の必要性を説明して買い替え期間のレンタカー代の補償を受けてください。

あなたには過失がないのですから、必要性があれば当然認められます。認められるのは1ヶ月間が目安になります。

ただ、それでも「買い替える車が決まってない」や「納車日までまだ日数がかかる」などの場合には「相手の保険を使ったあと、自分の保険を使うことができる」のです。

車の買い替えが間に合わないなら、自分の保険に切り替えることが可能

相手の保険会社から補償を受けたものの、その補償が打ち切りになってしまった場合、あなたの保険に切り替えてレンタカーの補償を受けることができます

通常の考え方としては、あなたに過失がない事故の場合は自分の保険会社は介入しないことになっていますが、「打ち切りにされてしまった」などの場合は別です。

ロードサービス内でレンタカーの補償がある保険会社か、レンタカー特約に入っていることが前提条件になりますが、自分の保険会社に連絡をとり事情を説明しましょう。

ここで、注意点が2点ありますので注意してください。

① 期間が限られている

ロードサービスやレンタカー特約などの補償は「期間に制限」があります。

一般的には30日間の補償としてる保険会社が多いですが利用前に「何日間の補償でいつまで利用できるのか」をしっかりと確認して、分かるようにしておくのが得策です。

② 車を変更しなければいけない場合がある

事故にあった車はヴォクシーだったので、相手の保険会社からヴォクシーのレンタカー補償を受けていたけど、買い替えるのに時間がかかって打ち切られてしまった。

その後、自分の保険会社に連絡してみたところレンタカー特約5,000円にしか入っていなかったことが判明。しかたなく、コンパクトカーに乗り換えた。なんてことはよくあります。

もしそうなったら都合が悪いようでしたら、事前に自分が「いくらの特約に入っていてその金額ではどういった車の補償が受けられるか」を考えておく必要があります。

最後に

あなたに過失がある事故か、過失がない事故か」で相手の保険会社を使うか?自分の保険会社を使うのかが決まりますので、そこをまずは確認してください。

相手の保険会社を使う場合は、事故にあった車と同等車のレンタカーを借りられます。自分の保険会社を使う場合は、契約している金額内でしか借りられる車を選べません。(金額以上になっても、はみ出た部分は自腹で払いますという方は別です。)

また、日数も制限があり、その期間を過ぎると自腹での清算となりますのでそこも事前に確認をしてから利用されることをオススメします。


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代車専門のレンタカー会社を8年程度 → 現在は独立し全国で事故・故障の際のサポート事業を始めて2年たちます。 保険案件のレンタカー、レッカー、修理は累計2000回以上の取引実績があります。

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