アイドリング状態とは?ガソリンはどれくらい減る?アイドリングストップについても解説

投稿日 2023-03-20 | 最終更新日 2023-12-12

今回は「アイドリング」について解説していきます。近ごろは日本でも「二酸化炭素を減らさないと」という考えを持つ人が増えてきたように思います。

ガソリン車はいくら頑張っても二酸化炭素を排出してしまうのですが、最近の新車の傾向をみると多くの車に「アイドリングストップ機能」が付いたものを多く見かけます。

アイドリング状態とは

アイドリング状態とはエンジンがかかった状態で停車していることをいい、「空ぶかし」ともいいます。

運転前にアイドリング状態にすることはエンジンの準備運動に相当するため必要です。運転する前のアイドリングによって、循環油を循環させたりエンジンを温めたりしてその後の運転をスムーズに行えるようになります。

また、アイドリングによってその後につけるエアコン(暖房・冷房)の効きを良くする効果もあります。

アイドリング中のエンジン回転数

アイドリング中はエンジンの回転数は最小限になるように設定されており、600rpm~1200rpmに設定されています。

ただし冬など気温が低下している状態だと回転数は高くなるように設定されており、早くエンジンが温まるようになっています。

rpm

rpmとは revolution per minute、またはrotation per minuteの略であり、回転するものが1分間に何回転するのかを表す際の単位として用いられるものです。100rpmは1分間に100回転することを表しています。


アイドリング中に異音がする

アイドリング中に「キーキー」や「カタカタ」などエンジンが不安定な状態(※ハンチング現象)のまま放っておくと最悪、車がエンストをしてしまうなど重大な事態になりかねません。

アイドリング中に異音を感じたら、まずはディーラーや修理工場に点検してもらうようにしましょう。

ハンチング現象

ハンチングとは、アイドリング中にエンジン回転が上がったり下がったりを繰り返され、不安定な状態を指します。ハンチング現象になるとアイドリングで停車中、異音がするなどの症状が出てきます。ハンチング現象となった場合、その原因の把握は様々に考えられますので個人では難しい場合が多いです。


アイドリングでいるとガソリンの燃費はどうなる?(1時間辺りで算出)

真夏や真冬になると特にそうですが、エアコンをつけたまま駐車したいなどの理由でアイドリング駐車することがあります。

その場合、ガソリンはどれ位で消費されているのでしょうか?アイドリングをすると消費する燃料はエアコンOFFの状態で平均的に0.8L/1時間となっています。

更にエアコンをONの状態にしておくと季節にもよりますが1.4倍程度になるものと想定できますので1.12L/1時間となります。

1Lあたり160円で計算し、金額に直すとエアコンOFFの状態で128円/1時間エアコンONの状態で180円/1時間となります。

ただし、これはあくまで平均値であるので排気量が高い大型車になればもっと大きい数字になりますのであくまで平均値として考えてください。

アイドリングストップとは

アイドリングストップとは、アイドリング中のエンジンを切ることを指します。現在ではこのアイドリングストップ機能が付いた車が日本では多く販売されています。

この機能は信号待ちなど無駄にエンジンがかかっている状態時にエンジンを切ることで、メリットがあるとされていますが実はデメリットもありますので、これについて解説していきます。

アイドリングストップのメリットとデメリットについて

アイドリングストップのメリットは、無駄に回転しているエンジンを止めることから排出される二酸化炭素が減りますので、環境面によいとされています。

また、使用するガソリンを少なくする効果がありますのでガソリン代の節約にもつながるとされています。さらにアイドリング中はエンジンが切れた状態になりますので、騒音対策にもつながります。

逆にデメリットとしては、エンジンのON⇔OFFが繰り返されますのでエンジンに対しての負荷が、アイドリングストップ機能がついていない車に比べ大きくなり、エンジンが停止している状態のときにエアコンやステレオ類を使用するとバッテリーへの負荷が大きくなります

また、ほんの数秒のアイドリングストップであればそのままエンジンをつけておいた方が実は燃費がいいケースがあるのも事実ですので、現行で販売している車の中には一度アイドリングストップ機能を付けたけど現在はその機能は取り外している車種もあります。

アイドリングストップで燃費と二酸化炭素(CO2)はどれほど抑えられるのか?

アイドリングストップ機能がない車と比べると、平均して年間10%前後の燃料消費を抑えられるとされています。また、環境への影響としてCO2は1日5分間のアイドリングストップが行なわれた場合、年間で39kgものCO2が削減できるようです。

まとめ

アイドリングとは車が最低限のエンジンの回転数で停車していることを指し、近年はアイドリングストップなどの対策で不要なガソリンや二酸化炭素を出すのを無くすような動きがあるものの、アイドリングストップで余計にガソリンを消費してしまったりエンジンに負荷を与えてしまったりとデメリットも出ています。

アイドリングストップの特徴を理解し、アイドリングについて理解を深めて頂いた上で、より良い選択をするようにしてください。


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