自動車保険で工場代車は借りられる?日額の料金などかかる費用についても解説

投稿日 2023-04-04 | 最終更新日 2023-11-29

工場代車とは

工場代車とはディーラーや修理工場が、修理や車検や点検などでお客様から車を預かっている期間に代車として出せるように所有している車を指します。

工場代車は「わ」,「れ」ナンバーではないので、レンタカー事業者登録していない車を貸し出して利益を得ることは法律で禁止されています。

なので工場代車を借りる機会があった場合、基本的には無料で貸してもらえることになります。(中には料金を請求してくる場合もありますのでご注意ください)

詳しくは下記記事を参考にしてください。

また、工場代車で度々問題になるのが「ガソリン代」になります。

レンタカーであればそういうことは中々ないと思いますが、工場代車は貸し出してお金をもらおうとしている工場は少ないので、ガソリンは常に満タンに管理していない所もあるでしょう。

工場代車を含めた代車のガソリンについては、下記の記事に詳しく書きましたのでご確認ください。

ここからは、工場代車についてもう少し解説していきます。

借りる時の日額は?

工場代車に対して保険会社が支払うのはどのような車種でも3300円(税込)が一般的です。

理由としては前述した通り、そもそも「わ」「れ」ナンバー以外の車を出して利益を上げる事は法律違反になりますので、保険会社は

「どのような車種でも謝礼として3300円(税込)を支払います」

としているところが一般的だからです。

ですので、仮に保険を使わないで自腹で支払う事があっても日額3300円(税込)以下となるのが一般的です。

車種は選べるのか

一般的に工場代車の車種は選べないと考えましょう。

理由としては、ディーラーや修理工場はそんなに何台も工場代車を所有していないからです。

車の販売店が営業目的で新型車を修理工場に貸し出して、修理期間中の方に乗ってもらうという話は聞いたことがありますが基本的には車種は選べないと考えておきましょう。

借りられる期間は?

借りられる期間は車をディーラーや修理工場に預けている期間になります。

なので車を取りに行った後も工場代車には乗れないという事を覚えておきましょう。

もし預けている車を取りに行くのが忙しいなどの理由ですぐには行けない場合は

「すぐには難しいですが〇日には取りに行きます」と伝えれば間違いないです。

保険は入っているのか?

工場代車は保険に入っていないことも多くあります。

その場合、あなたが入っている自動車保険に他者運転特約が付いていないかを確認しましょう。

他者運転特約に入っていれば、工場代車で万が一事故を起こしてしまってもあなたの自動車保険を使って補償を受ける事があります。

他者運転特約意外だと1DAY自動車保険に入るという手もあります。

例として三井住友海上と東京海上の1日保険のリンクを貼らせて頂きます。

三井住友 1DAY保険

東京海上 ちょいのり保険

工場代車を借りる場合は、あらかじめ自動車保険には入っているのか?や、免責の設定はあるのか?を聞いておいた方が確実だと思います。

工場代車は必ず借りられるものではない

そもそも工場代車は、

「修理期間中は無料で貸します」

と約束されたものではないので、車検に出している、修理・点検している他のお客様に貸してしまっている場合など、車がすぐには用意できないと言われる可能性があります。

その場合、自己負担で一般のレンタカーを借りるしかありません

「A鈑金屋さんにはいつも車検を通す時は無料で代車を貸してくれているから、何かあっても大丈夫でしょう!」

と勝手に考え、実際に車を預ける際に聞いてみると

「他のお客様に貸してしまっている」

と断られてしまった場合、本当に困りますよね。

実際に借りられないとなれば、自分でレンタカーを借りるしかなく、さらに修理期間が長びけば本当に大きな支出となってしまいます。

自動車保険で工場代車は借りられるのか

自動車保険で工場代車を借りる事はできるのか?の答えとしては

「借りる事ができる場合とできない場合があります」となります。

ここではどういった場合に借りれて、どういった場合に借りれないのかを解説していきます。

相手がいる事故であなたには過失がない

この場合は、相手の保険会社が事故であなたが負った損害を全て補償してくれます。

そして工場代車を借りた場合も、貸し出したディーラーや修理工場に日額3300円(税込)を払うものとされています。

相手がいる事故であなたに過失がある、または単独での事故や故障

このような場合は、一般的には「自分が加入している保険(レンタカー特約)を使う」ことになります。

この場合、保険会社は「わ」「れ」ナンバーのレンタカーが指定されることが一般的ですので「わ」「れ」ナンバーではない工場代車の料金は、ディーラーや修理工場に支払いされません。

なのでディーラーや修理工場はレンタカーを用意して貸し出す事が一般的です。

代車に対しての保険が使えないとき

自分の保険を使うことになったものの、代車に対する保険には入っていなかった場合や、そもそも自動車保険自体に入っていなかったなどの場合は、一般的にはディーラーや修理工場は無償で工場代車を貸し出してくれるはずです。

理由は、あなたが車を修理に出すことでレンタカー費用は負担いただけなかったとしても、車の修理費用でしっかりと利益を出せるからです。

まとめ

工場代車を保険を使って借りられるのは、全てのケースには当てはまらないのです。

一般的にはという話にはなりますが、相手の保険会社が補償してくれる事故の場合は補償され、自分の保険を使うときは補償されないという事になっているので注意しましょう。

また、工場代車を借りる場合は必ず「保険に入っているのか?」必ず確認するようにしましょう


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