投稿日 2023-04-19 | 最終更新日 2023-11-29
事故や故障で車を修理に出している間、レンタカー代金を補償してくれる保険を「レンタカー特約(代車特約)」と言います。
「突然愛車を修理することになったけど、修理期間中は保険でレンタカーを借りられるよね?」と思っている方。
あなたはレンタカー特約に入っていますか?入っていなければ最悪自腹でレンタカー料金を払う羽目になってしまうかもしれません。
今回は、そんなレンタカー特約(代車特約)に入っていなかった方のために、入っていなかった場合どのように対処することが一番いいのか?について解説していきます。
車が故障したあと、ディーラーや修理工場から「代車がない」といわれた場合は以下の記事を参考にしてください。
故障以外で代車がなかったケースについては以下の記事に書かせていただいています。
レンタカー特約に入っているのかを確認する方法

レンタカー特約に入っているかどうかを確認する一番簡単な方法は、自身が加入している保険会社に電話で確認をすることが手っ取り早くて簡単です。
もし、問い合わせをするようであれば今回の事故・故障でレンタカーは日額いくらの補償がされ、何日間の補償が受けられるのかも確認してください。
レンタカー特約という名称は保険会社によってその呼び方が変わるので保険会社ごとに名称と事故・故障で補償される日数をまとめてみました。
保険会社に問い合わせるのはちょっと、、、という方は保険証券を確認してみてください。
ただ保険証券でも、レンタカー特約に入っているかは確認できるけど補償される期間や、いくらのレンタカー特約に設定されているのかなどは記入していない保険会社もありますので、やはり問い合わせてみるのが一番確実だと思います。
レンタカー特約に入っていなかった時に起きるデメリット

デメリットとしては、やはり修理中のレンタカー料金が補償されないという点でしょう。
車の事故や故障は事前に分かるものではないので、「事故や故障をしたときにどのような保険に入っているのか?」がとても重要になります。
また、レンタカー特約はそれ単体で使っても等級は下がりませんので支払う保険料金もあがることはありません。
なので「修理は等級が下がるから自腹で払って、修理期間中の代車(レンタカー)はレンタカー特約を使う」ということもできてしまうのです。
レンタカー特約に入っていなかったときの解決策【諦めるのはまだ早い】

レンタカー特約に入っていなかったとしても、すぐに諦めるのはまだ早いです。
レンタカー特約に入っていなかったとしても、「ロードサービス」内で補償してくれる保険会社がある他、ディーラーや修理工場では工場代車(サービス代車)と呼ばれる代車を用意しているところがあります。
ロードサービス内でレンタカー料金が補償される保険会社もある
保険会社によってはレンタカー特約には入ってないけど、修理期間中の代車として借りるレンタカー費用を補償してくれるところもあります。
日本の大手保険会社でいうと、東京海上日動火災保険があげられます。
あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上火災保険も補償していますが、これから新規契約する方や更新をする方に対しては補償されなくなります。
これらの保険会社に加入している方でも、利用するには条件があり利用できる車種も制限があります。
詳しくは下記記事をご確認ください。
修理する先から無料で代車を借りられるか確認する
修理する期間は修理工場にもよりますが、代車を無料で貸し出してもらえる場合が多くあります。(料金がかかるところもあるので事前確認した方が賢明です)
この代車のことを「工場代車」や「サービス代車」などといい、工場代車は多くの修理工場、ディーラー、中古車販売店が所有していますので、修理を出す先に「工場代車は用意してもらえますか?」と事前に聞いておけば問題はないと思います。
また、工場代車を借りる場合は注意点が3点あります。
① 必ず用意されているものではない
② 型が古いものが多く車種は指定できない可能性が高い
③ ガソリンは基本的には借りた時の状態に戻す
それぞれ解説していきます。
注意点1 工場代車は必ず用意されているものではない
車を修理に出してくれるお客様には代車を用意しなければいけないという決まりはありません。
工場代車は多くの工場で修理や車検、点検やメンテナンスなどで車を預かっている期間は無料で貸し出すところが多いので、車検や各種メンテナンスなど維持費がかかります。
いつも繁盛している工場だったら問題はないのかもしれませんが、工場の中にはその維持費がネックとなりそもそも工場代車を所有していないところもあります。
また、仮に工場代車を所有していたとしても、ちょうどあなたが車を修理に出すタイミングで他のお客様に貸し出すことなく空いているとは限りませんので、事前に確認をとるようにしてください。
注意点2 工場代車は車種の指定はできないと考えた方がいい
工場代車を選べるほど所有しているところは少ないので、希望の車種に乗れるものだと考えてはいけません。
維持費の問題もあるので、一般的には軽自動車かコンパクトカーを工場代車としているところが多いのが現状です。
また多くの修理工場は、維持費と同様に購入価格も抑えるため型が古い車が多いという特徴もあります。
注意点3 工場代車のガソリンは基本的には借りた時の状態に戻す
工場代車は、ディーラーや修理工場、中古車販売店などが所有している車で、ガソリンの管理(貸し出す時は必ず満タンにする)ができていないところも少なくありません。
なので借りる側からすると、「満タンじゃなかったんだし少しだけ入れておけばいいや」と考えがちですが、その考え方は間違いです。
満タンではなかった状態で貸し出されたとしても、貸し出す側から「ガソリンは満タン返しじゃなくていいですよ」と言われていない場合は、借りた時の状態に戻すことが一般常識です。
詳しくは下記の記事が参考になると思いますので、お時間があれば見てみてください。
代車に費用をかけたくないのであれば修理工場を変える
保険で代車の補償がきかないと分かり、修理先から無料で工場代車も用意してもらえない場合は修理する工場自体を変更することも考えましょう。
修理工場をインターネットで検索して工場代車は修理期間中に無料で借りられるのかを事前に確認すると確実です。おススメはタウンページで探すと時間をかけずに検索することができます。
また、「いつもお願いしているところだから」「修理金額が他に比べて安いから」など修理先を変更する決断が難しい方もいらっしゃると思います。
ここからはそれぞれの判断になってきますので、それでも修理期間中に代車費用は払いたくないというようでしたら修理先を変更するべきだと思います。
自腹で借りるか公共の交通機関を利用する

修理期間中の代車はお金を払ってでも納得のいく車に乗りたいというようであれば、工場代車は必要ないのかもしれません。
前述させて頂いた通り、工場代車は型が古いものが多いからです。費用はかかりますがあなたが納得いくレンタカーを修理期間中に借りればいいと思います。
節約派の方は保険で補償がきかなく、工場代車も用意してもらえないで修理先の変更も難しい場合は、残念ながらバスや電車など公共の交通機関を利用するしかないといえます。
代車が用意できないと修理先で言われてしまった場合については、下記記事でさらに詳しく解説しています。
代車の相場(料金)について疑問をお持ちの方は下記記事が参考になると思います。
まとめ

事故で修理期間に代車が必要になった場合、レンタカー特約に入っていなくても、代車にお金を払わずに済む可能性はあると思います。
ただ先ほどもお伝えしましたが、修理期間中にいつも出している工場ではなく工場代車を出してくれる所へ修理を依頼するとなると抵抗がある方もいらっしゃると思います。
そうであれば代車のみで決断するのではなく、付き合いや修理料金など総合的にみて判断することが賢明です。
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