代車のガソリンは満タン返し?借りる時に満タンじゃなかった場合は?

投稿日 2023-06-14 | 最終更新日 2023-12-21

車を車検や修理、点検やメンテナンス等でディーラーや修理工場に預けている期間、代車を用意されることもあると思います。

代車でよく問題となるのが「ガソリン」についてです。

返却する際の給油は必要なのか?必要であればどれ位を補充すればいいのか?

といった問題がはありますが、代車を返す時の基本的なマナーとしては「借りた時の状態に戻す」となります。

ガソリンを給油するにも費用がかかるものですので、今回は以下2点について代車返却時のガソリンのルールを解説します。


 代車を返す際は絶対に満タン返しじゃないといけないの?

 代車を借りた際に満タンじゃなかった場合の対応はどうすればいい?


ここからは代車としてレンタカーを借りた場合と、代車として工場代車(サービス代車)を借りた場合に分けて解説していますので、ご自身が借りている代車の種類で読み分けて頂けたらと思います。

代車には2種類があります

代車とはディーラーや修理工場等に車を預けている間、代わりとして用意された(用意した)車全てを指します

よって、代車としてレンタカーを借りても、工場代車(サービス代車)を借りても代車と言います。

工場代車(サービス代車)とは、ディーラーや修理工場等が車を預けに来てくれたお客様に預かっている期間貸し出すために用意している車で、レンタカーではないので「わ」、「れ」ナンバーではありません。

また、工場代車(サービス代車)は基本的には無料で貸し出されるものです。

もし、工場代車が有料だった場合については以下の記事を参考にしてください。

ガソリンはどちらの代車を用意されたとしても考え方は同じで「借りた時の状態に戻す」ことが大原則です。

ただ、代車として工場代車(サービス代車)を用意された場合はそもそもガソリンが満タンではなかったケースや、従業員さんが「ガソリンは入れなくていいですよ」と言われるケースもあるので、代車返却時のガソリンがややこしくなってしまっているのです。

工場代車(サービス代車)とレンタカーの違いについての詳細は以下の記事で解説していますので参考になると思います。

代車としてレンタカーを借りた場合のガソリン

代車としてレンタカーを借りた多くの場合では、借りた時のガソリンは満タンになっています

先ほどもお伝えしましたが、代車は借りた時の状態に戻すことが一般的な考え方ですので、この場合のガソリンは満タン返しにすることになります。

ただ、代車としてレンタカーを用意されたもののガソリンが満タンではなかった場合、レンタカー会社がガソリンを満タンにし忘れている可能性があります

その場合は、レンタカー会社に連絡をして「借りた時にガソリンが満タンではなかったので、利用した分のガソリンは給油して返します」と伝えれば確実だと思います。

このように、代車がレンタカーだった場合は満タンで貸し出され、満タンの状態に戻して返却することが当たり前となっていますが、もし入れ忘れや故意に給油をしなかったらどうなるでしょう?

それはレンタカーを用意したのがディーラーや修理工場か、あなた自身がレンタカー会社に借りに行ったのかで変わってくる場合があるのでそれぞれ解説します。

代車としてレンタカーをディーラーや修理工場等が用意した場合

ディーラーや修理工場等が代車としてレンタカーを用意してくれ、ガソリンが満タンの状態で借りたものの、満タンにして返さなかった場合は後から請求をされる事が一般的です。

ただ私の経験上、満タンで返却されなかったとしたら、ディーラーや修理工場が立て替えて支払いをするケースも多くみてきました。

お客様に後から請求しないディーラーや修理工場があるのは以下のような理由があげられます。


① 車検や修理、点検やメンテナンス等で車を預けて頂いたお客様に「あなたが使ったんだからガソリン代をプラスして払ってください」とは言いにくい

② 普段は工場代車(サービス代車)を貸し出しており、ガソリンは空でいいと伝えているので「レンタカーなのでガソリンは満タン返しにしてください」とは言いにくい

③ 車検や修理、点検やメンテナンス等で料金を頂くのでガソリン代を請求しずらい


まとめるとディーラーや修理工場は「言いずらい」から言わないだけという事になりますので、あなたが払わなくていい理由にはなりません。

また、あなたが満タンで返さなければディーラーや修理工場が必ず代わりに負担していますので当たり前のように満タンではない状態で返却するのはやめましょう。

代車としてレンタカーをあなたが用意した場合

あなた自身が〇〇レンタカーまで行って、代車としてレンタカーを借りた場合のガソリンは満タンにして返さないと言い逃れができません。

この時のガソリンについては、一般でレンタカーを借りた時との同じ対応をされます。

もし故意にしても、故意ではないにしてもガソリンを満タンの状態で返却しなかった場合は以下のどちらかになるでしょう。


■ 近くのガソリンスタンドに行って、給油をしてから再度返却してくださいと言われる

■ 利用した距離でガソリン代を計算されてレンタカー料金に加算される


レンタカー会社はガソリンを満タンで貸し出す事が当たり前となっていることから、満タンにして返さないとすぐにバレてしまいます。

代車として工場代車(サービス代車)を借りた場合のガソリン

代車として工場代車(サービス代車)を借りた場合、車を預けた先から「満タンで貸し出すので返却時は満タンにしてくださいね」と言われた場合は満タン返しをしなければいけません。

ただ、そもそも満タンで貸し出されないケースも多く聞きます。

また、工場代車(サービス代車)を借りる場合は事前説明がないケースも多いので「ガソリン満タンじゃなかったけどどうすればいい?」となってしまうのです。

この場合の返却時のガソリンの考え方は最初に説明させて頂いた通りでして、「借りた状態に戻す」ことが基本マナーとなります。

ただ、借りた際に「ガソリンは給油して返却しなくていいですよ」と言われた場合は給油しないで返却しなくても問題はないでしょう。

ただ、この場合も「ガソリン入れなくていいと言われましたが使った分は入れておきました」とすれば、感謝されるはずです。

ここら辺の問題は人と人の付き合いとなってきますのでご自身で判断されればいいでしょう。

工場代車が満タンじゃない状態で貸し出されることになっている背景

工場代車(サービス代車)を満タンの状態で貸し出せば、借りている方も返す時には満タンで返せばいいので分かりやすいのは分かっている事です。

ただ、ディーラーや修理工場等でそうしない所があるのには理由があるのです。

それは、利用者の中に必ずスッカラカンで返す人が出てくるという事です。

車種にもよりますが、コンパクトカーでも5,000円前後はかかりますので何回もそれをディーラーや修理工場が立て替えるとなると結構な負担となってしまうのです。

ディーラーや修理工場によっては、そうならないようにそもそもガソリンは少ししか入れていない状態で貸し出すとしている所もあるのです。

工場代車の借りた時のガソリンの量を覚えていない時の返し方は?

工場代車(サービス代車)を返却する際に、ガソリンを借りた時の状態に戻すといっても借りた時の状態を覚えていない場合はどうするべきでしょうか?

この場合、一番手っ取り早いのが貸し出した先に連絡をして「使った分を給油したいんですけど最初にどれ位入ってましたか?」と聞くのが確実です。

ただ、それでも少しも誤差が出ないように使った分のガソリンを給油するのは不可能です。

貸している側もそのことは分かっているはずですので、結局のところ「大体これ位かな?」とおおざっぱに給油をして返却すれば問題ないです

代車を擦った場合や洗車して返すのか、禁煙車でのタバコの問題など、代車を返す時のガソリン以外の問題については下記記事に記述していますのでご参照ください。

まとめ

代車の返却時ガソリンは、代車がレンタカーであれば問題はないことが多いのですが、代車が工場代車(サービス代車)だった場合は借りる時の状態はどうだったのかを覚えておく必要があります。

ガソリンメーターや走行距離を携帯電話の写真で保存しておくと、返却時にあわてずに済むことが多いのでおススメです。


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代車専門のレンタカー会社を8年程度 → 現在は独立し全国で事故・故障の際のサポート事業を始めて2年たちます。 保険案件のレンタカー、レッカー、修理は累計2000回以上の取引実績があります。

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