投稿日 2023-06-20 | 最終更新日 2023-11-29
突然の事故で車の修理が必要となったとき、修理に出している期間中の代車の期間について疑問を持たれる方も多いと思います。
今回は、そんな代車の期間にスポットを当てて解説をしていこうと思います。
❚「相手が悪いんだからもちろん代車はいつまででも使って問題ないでしょ?」
❚「自分の保険でレンタカー特約というものを使うんだけどいつまで借りれるかな?」
❚「代車は保険での補償ができないって保険会社の担当者に言われたけど・・・」
など多くのご意見があると思いますので、それぞれのケースについて解説していきますのできっとお役に立てるかと思います。
それでは早速解説していきます。
事故で借りる代車には2種類がある
代車を借りられる期間の解説の前に、代車には2種類がある事をお伝えします。
どちらを借りるかによって期間が変わってくる場合がありますので注意が必要です。
代車とはディーラーや修理工場等に車を預けている間、代わりとして用意された(用意した)車全てを指します。
なので、代車としてレンタカーを借りても、工場代車(サービス代車)を借りても代車と言います。
工場代車(サービス代車)とは、ディーラーや修理工場等が車を預けに来てくれたお客様に預かっている期間貸し出すために用意している車のことで、レンタカーではないので「わ」、「れ」ナンバーではありません。
また、工場代車(サービス代車)は基本的には無料で貸し出されるものです。
もし、工場代車が有料だった場合については以下の記事を参考にしてください。
まとめると代車は以下のように表現します。
■ 代車としてレンタカーを借りる
■ 代車として工場代車(サービス代車)を借りる
事故後に代車としてレンタカーを借りるのか、工場代車(サービス代車)を借りるのかで借りられる期間が変わってくるケースもあります。
また、代車を借りられる期間で重要なのは自動車保険です。
事故になった相手の保険を使うのか、あなたの保険を使うのか、保険を使わない(使えない)のかによって代車を借りられる期間は変わってきます。
相手の保険を使う場合の代車を借りられる期間
10対0(あなたは0)の事故など、相手の保険をつかって代車の補償をうけるという場合の代車を借りられる期間は、車を修理に出している場合はその修理が終わるまでの期間となっており、特に〇〇日以内という期限はありません。
ただ、期限がないからといっていつまでも使用してもいいというわけではなく、「車の修理が終わるまで」と決まっていますので、修理に出しているディーラーや修理工場から修理が終わったという連絡が入ったら代車は返却しなければいけないのです。
また、全損となり車を買い替える場合はおおむね「1ヶ月」としている保険会社が多いのですが、保険会社によっては「2週間」としているところもあったりと、期間にバラつきがある事も事実です。
私の経験上では、保険料が安い外資系の保険会社が期間に限らずシビアなイメージです。
ただ、全損で車を買い替えるケースでは「相手の保険会社から補償を受けて、その期間で足りないようであれば自分の保険(レンタカー特約など)に切り替えて補償をうけることができます。」
詳しは下記記事にて書かせて頂いていますので、このケースに当てはまる方はぜひ参考にしてください。
相手の保険会社から代車の補償を打ち切られた場合
10対0で代車を借りている場合は、修理期間が延びてしまっても補償を打ち切られるということは中々ないと思います。
それは、基本的にはこのケースの代車の期間についてはあなたが修理に出しているディーラーや修理工場が保険会社とやり取りをするためです。
保険会社としては、できる限り代車を貸し出している期間を短くしたいのですが、それでも修理期間がのびてしまう事もあります。
ただ、全損で車を買い替える場合は代車の期間は被害にあった個人が交渉するしかありません。(厳密に言えば弁護士をつけて弁護士さんに任せる方もいます)
この場合は事前に「代車の補償期限は1ヶ月ですので、それまでに買い替えを済ませてください。終わらなかった場合、打ち切らせて頂きますのでそのつもりでお願いします。」
と言ってくる保険会社もあります。
交渉したものの打ち切られてしまった場合、レンタカーの費用はあなたが負担しなくてはいけなくなってしまうのです。
あなたの保険を使う場合の代車を借りられる期間
自損事故などで、あなた自身の保険を使って代車の補償を受ける場合、ロードサービス内で代車の費用をみてくれる保険会社もありますが、そうでなければレンタカー特約(代車特約)を付けていないと補償はされません。(詳しくは下記記事をご参考ください)
レンタカー特約は、多くの方が5,000円や7,000円に設定されており、この設定された金額内の車種をレンタカーとして借りることができます。
レンタカー特約で借りられる車種については下記記事に記述させて頂いております。
このように、あなた自身の保険を使って補償を受ける場合はロードサービスで補償されている保険会社の自動車保険に加入しているか、レンタカー特約(代車特約)を付けていないといけませんので注意してください。
保険が使えない場合の代車を借りられる期間
事故にあったが相手が無保険だった場合や、自分の保険では代車の補償がされない場合は工場代車(サービス代車)を貸してくれる修理工場を選ぶと修理期間中の代車は無料で借りる事ができるでしょう。
詳しくは下記記事をご確認ください。
工場代車はディーラーや修理工場が所有している車になるので、基本的に期限はありません。
なので、あなたの車の修理が終わるまでは貸し出してくれることになります。
ただ、工場代車にもデメリットがあります。
工場代車のデメリットは以下の通りです。
■ 保険に入っていない事が多いので、もし事故を起こしたらあなたの保険
(他者運転特約など)で対応する必要がある
■ 年式が古い車が多いので見た目はあまりよろしくない
■ 他のお客様が利用していて用意できない場合がある
上記のようなことが気にならないようでしたら、工場代車を借りるという事は修理期間中の代車を無料で借りるという意味では大変ありがたいものになるでしょう。
まとめ
事故後の代車を借りられる期間というのは、相手の保険を使うか自分自身の保険を使うかや、レンタカーを借りるか工場代車(サービス代車)を借りるかによっても変わってきます。
代車を利用する機会がありましたら、「自分の保険内容を確認して」何を優先するのか?で工場代車(サービス代車)かレンタカーかを選ぶといいでしょう。
• 事故で借りた代車の費用は相手に請求できる?損をしない考え方を解説
• 代車の費用の相場は?代車(レンタカー・工場代車)の料金の目安について解説
• 自動車保険で工場代車は借りられる?日額の料金などかかる費用についても解説
• 事故で過失割合10対0の代車費用や期間は?全損で買い替えのケースも解説
• 交通事故で過失割合9対1の代車(レンタカー)の費用や修理費は?全損の場合も解説
• 交通事故で過失割合8対2の代車(レンタカー)の費用や修理費は?全損の場合も解説
• 交通事故で過失割合7対3の代車(レンタカー)の費用や修理費は?全損の場合も解説
• 外車で事故をした場合の修理期間中の代車は同等車に乗れる?【ケースによります】
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