投稿日 2023-07-29 | 最終更新日 2023-11-29
❚「代車としてレンタカーを借りてる最中に事故を起こされた(起こしてしまった)」
❚ 「代車としてレンタカーを借りているけど事故があった時はどうすればいいのか不安」
❚ 「レンタカーで事故にあったら保険会社やレンタカー業者に支払う費用が知りたい」
この記事は上記のような方へ向けて書かせていただいています。
代車がレンタカーの場合は保険に入っているはずですので、高額になった事故の修理費用や相手がいる事故だったら相手への賠償を全てあなたが自己負担するということはないです。
代車が「わ」ナンバーではない車(工場代車やサービス代車といいます)だった場合は話が変わってきますが、本記事ではこのケースは解説していません。
工場代車(サービス代車)での事故については下記記事にて解説していますのでご確認ください。
本記事では、代車がレンタカーだった場合について書かせていただいていまして、かかる費用や事前の準備について解説していきます。
使える保険とかかる費用

代車としてレンタカーを借りた場合、そのレンタカーは保険に入っていると考えていいでしょう。
なぜなら、レンンタカー業者の所有しているレンタカーは保険に入ることが義務付けられているからです。
また、保険の補償内容については乗車前に説明されるのが一般的ですが、説明されなかった場合は乗車前に必ず確認するようにしてください。
ただ、レンタカーで事故をしても保険が使えないケースもあります。
保険が使えないケースとは
レンタカーで事故があった場合でも、そのレンタカー業者が入っている保険が使えないケースがあります。
それは下記のようなときです
■ 酒気帯び運転での事故
■ 無免許運転による事故
■ 申請者以外が運転していての事故
■ 事故後に警察に届け出をしなかった場合
■ 期間を無断で延期していての事故
などがあげられます。
ようは「それはやっちゃダメでしょ!!」ということをやって事故をした場合はレンタカー業者が入っている保険が使えない可能性が高いのです。
また、どのようなことをしたら保険が適用されないのか?という内容はレンタカー業者によって違いがありますので、乗車前に確認すると確実です。
レンタカー使用中に事故が起きた場合の免責金額

代車としてレンタカーを借りている最中の事故が起きた場合、相手がいる事故であなたに過失がないと認められれば相手の保険会社から補償されることになりますので、免責金額などは気にしなくていいです。
また後ほど解説させていただいていますが、レンタカーで事故をしても自分の保険を使う場合にもレンタカー業者に免責金額を支払う必要はありません。(ノン・オペレーションチャージの料金は支払わなければいけない場合が多い)←こちらも後ほど解説します。
ただ、相手がいる事故であなたに過失がある場合や自損事故の場合などで、その車の修理をレンタカー業者に任せる場合は決められた免責金額をレンタカー業者に支払わなければいけなくなります。
また、自分の車で事故・故障した場合の免責については以下の記事を参考にしてください。
免責金額とノン・オペレーションチャージ、免責保障について
ここからは代車としてレンタカーを借りて事故をした場合にかかる費について解説していきます。
レンタカーを借りている最中の事故でレンタカー業者に修理を任せる場合は、レンタカー業者が設定している「免責」の料金と「ノン・オペレーションチャージ」の料金を払う必要が出てきます。
ここから解説する免責金額とノン・オペレーションチャージの金額はトヨタレンタカー、ニッポンレンタカーが設定している金額になります。
免責金額
対物 50,000円
車両 50,000円(大型車など指定された車種は100,000円に設定されている。)
ノンオペレーションチャージ
自走可能で借りた場所まで戻った 20,000円
自走不可で運転できなかった 50,000円
事故にあった後、レンタカー業者に修理を任せる場合は最大20万円を支払わなければいけないことになります。
免責やノン・オペレーションチャージなど知らないという方にそれぞれの文言を簡単に解説します。
免責
免責とは事故を起こしてしまい貸出先のレンタカー業者の保険を使う場合、レンタカー業者が設定している金額をレンタカー業者に支払うというものです。
対物賠償保険
対物賠償保険とは相手がいる事故で自分に過失がある場合に使える補償で、相手が事故で損害を受けた「モノ」に対する補償です。
具体的には、相手に損害を与えてしまった車、バイク、汚れてしまった服などをあなたに代わって補償してくれます。
この対物賠償保険を使うと、トヨタレンタカー、ニッポンレンタカーともに5万円がかかります。
車両保険
車両保険は、「あなたの車」の補償をしてくれるものです。
相手がいる事故であたに過失がある場合や、自損事故(単独での事故)の際に車の修理費用、全損となった場合はその車の「時価額(現在の価格)」が補償されます。
この車両保険を使う場合もレンタカー業者に支払わないといけないことになり、ニッポンレンタカーは5万円、トヨタレンタカーは普通車は5万円、大型車は10万円に設定されています。
ノン・オペレーションチャージ
ノン・オペレーションチャージとは、貸した側の休業補償を指します。
貸し出したレンタカーに傷などの損傷があった場合、その車を修理している期間は他のお客様に貸し出す事ができません。
そのため、金額はレンタカー会社によって違いますが、車を修理している期間の休業補償代金をノン・オペレーションチャージとして請求されることになります。
ノン・オペレーションチャージはトヨタレンタカー、ニッポンレンタカーを筆頭に多くのレンタカー業者が設定しており、自走可能だった場合は2万円、自走不可だった場合は5万円を支払う事になります。
免責とノン・オペレーションチャージを支払わないようにする方法

レンタカーを使用中に事故を起こしてしまった場合、最大20万円の支払い義務が発生することになり、これは利用者にとってかなりの負担となります。
事故をしてしまって20万円の支払いは厳しいですからね。
そこで、ここからは事前の準備をすることで事故にあっても免責とノン・オペレーションチャージの料金を支払わなくてもいいようにする方法を3つご紹介させて頂きます。
すでにレンタカーで事故をしてしまっている方も3つのどれかが使えるようでしたら、レンタカー業者には支払わなくてもよくなりますので、参考にしてください。
① レンタカー業者に追加料金を払う
全ての保険会社でできるものではありませんが、事故にあっても免責とノン・オペレーションチャージを払わなくてもいいように、それぞれの補償を別料金で追加できるサービスがあります。
日額1,000円程度~2,000円程度を、レンタカー料金とは別に追加で支払うことにより、レンタカーで運転中に事故があった場合でも支払う義務がなくなるものです。
個人的な意見になりますが、この追加補償は追加できるようであれば追加しておいた方がいいと思います。
② 他者運転特約を使う
他者運転特約とは、他人の車を運転中に事故にあったとしても自分の加入している自動車保険を使って補償を受けることができるものです。
2023年7月現在、多くの保険会社は個人で自動車保険の契約をすると自動で付いてくるようになっています。
自分の保険を使うという事は、翌年から等級が下がり、支払う保険料金も上がってしまいますが、大きな事故を起こしてしまったらと考えると入っていても決して損はしないはずです。
支払う保険料金や等級については下記記事で解説させていただいてます。
③ 臨時代替自動車特約を使う
臨時代替自動車特約とは、事故や故障の修理や、車検、点検、メンテナンスなどの理由で契約している車を修理工場等に預け、臨時で借りた代車で事故を起こしてしまった場合に補償されるものです。
2023年7月現在、自動車保険を法人契約した場合は多くの保険会社では自動でついてくるようになっています。
臨時代替自動車特約は他者運転特約と同様に使うと契約者の等級は下がり、保険料金は上ってしまいます。
1日自動車保険はレンタカーでは使えない
1日自動車保険とは1日単位で保険を契約でき、コンビニなどで手軽に手続きをすることができるため大変便利なものです。
ただ、残念なことに1日自動車保険はレンタカーでは使うことができません。(わ・れナンバーでは使えない)
レンタカーでの事故が起きた場合にそなえて1日自動車保険に入ろうと思っていた方は他の方法を探すようにしてください。
まとめ

代車としてレンタカーを借りた場合、そのレンタカーの補償内容の詳細を車に乗る前に全て聞くのは中々きびしいと思いますが、事故にあったときの保険については把握しとくべきです。
また、レンタカー業者によっても免責やノン・オペレーションチャージの金額も変わってきますので、事前に把握するようにしてください。
レンタカーを借りたら事故・故障がない状態で返却できることが一番です。
しかし、万が一事故や故障があったことを想定し、レンタカーを借りる前に業者に確認をすることや、追加できる補償内容があれば追加をするなどの事前準備がいざというとき役に立つことになります。
【PR】事故代車サービスでは、保険を使った事故や故障の際、修理期間中のレンタカーをご利用頂くことで20-30%のキャッシュバックをさせて頂いています。修理やレッカーも併せてお引き受けしますので、お車の事故・故障の際はぜひお問い合わせください。
キャッシュバック付き
事故・故障のレンタカー、レッカー、修理の事なら事故代車サービスまで