2023年10月29日午前8時10分ごろ、横須賀市船越町5丁目の国道16号でアルバイトから帰宅途中の男性(20)のオートバイが転倒し、歩道側の信号柱に衝突した。男性は病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
今回の事故から、記事では二輪車による交通事故の統計をお伝えします。
2023年1月から6月の二輪車死者数は昨年より増加
警視庁が公表した1月~6月のバイクによる死者数は全体的に見ると減少傾向ではあるものの、今年に限っては昨年に比べ車両相互(単独ではない)事故では14件、車両単独の事故では4件の増加となっています。
続いて下記表は一般社団法人日本自動車工業会が公表している二輪車販売台数の推移になります。
2020年のコロナ過移行、非接触の交通手段として注目を集めたものの2022年後半あたりから販売台数自体は鈍化傾向になっています。
最近では、女性ライダーの姿もパーキング等でよくみられることからいわゆる2020年あたりから増えた初心者運転者の増加による事故率の増加が1つの要因となっているものと考えられます。
バイクの単独事故以外でみる事故の内訳
上記の表は2023年1月から6月間のバイクの相互事故の内訳データです。
事故で一番多いのは相手が右折、バイクが直進で起きる事故(40人、27.8%)となっており、続いて多いのが出合い頭での事故(38人、26.4%)となっています。
何をしている最中での事故なのかを自動車事故と比較
上の表のとおり、業務中での事故に関しては自動車事故と比較して半分以下となっています。
私個人の意見としては、ウーバーイーツ等フードデリバリーの増加によりこの割合はもう少し多くなると思っていましたが、全体でみると7.19%にとどまったようです。
ただ、通勤中の事故では自動車に比べ約3倍にもなる31.1%となり、観光・娯楽・ドライブ中の事故においても同じく自動車事故の割合に比べて約3倍となる29.2%となっています。
そもそも、業務や飲食・買い物、訪問・送迎・通院に中々バイクは使われづらい性質であるため、一概には比較ができないもののバイクの事故数減少には通勤時の朝・夕と観光やドライブで利用が多いと考えられる土日の対策が必要でしょう。
年齢別でみるバイク・車の死者数の比較
バイクは自動車に比べて高齢者が運転するケースはだいぶ減ると思いますので、高齢者による操作ミスでの事故の数などというものはおのずと限られてくると思います。
ただし、20代・40代の死者数をみると自動車事故に比べ約倍の比率となっています。
このことから、バイク事故の減少には高齢者ではなく若年層や中間層に向けた安全運転へ向けた取り組みが必要になっているものと考えられます。
総括
✅ バイクを運転する際はいきなり右折してくる車やバイクがないか警戒が必要
✅ バイクの事故数減少には朝夕の通勤の時間帯および土日の事故数を減らす取組みが必要
✅ バイクの事故数減少には高齢者ではなく若年層、中間層へのアプローチが必要
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