10月31日午後5時15分頃、徳島県石井町石井の県道で、自転車が縁石に衝突し、運転していた高校3年の男子生徒(17)(阿波市土成町)が電柱に頭をぶつけました。男子生徒は搬送先の病院から帰宅したものの、同日夜に家族が自宅でぐったりしているのを見つけ、再び救急搬送されました。現在手術を受け、入院中です。
今回の事故を受け、自転車による事故の統計を解説します。
自転車が関与した割合は増加している
上の図は、警視庁が発表した平成29年(2017年)から令和4年(2022年)までの交通事故全体で自転車が関与した割合の推移のデータになります。
自転車事故増加の原因として考えられるのは、数年前からコロナ過によるテレワークの促進や非接触で手軽に注文できることからフードデリバリーの需要が増えています。
フードデリバリーの配達員はバイクや自転車が多いことも今回、調査した自転車事故の増加に関係しているものと思われます。
交通事故における死亡者数の推移
上の図は、平成25年(2013年)から令和5年(2023年)間の交通事故における死亡者数の推移になります。
歩行中の死亡事故が顕著に減少傾向にありますが、自転車乗車中の死亡事故も減少傾向にあるのがわかると思います。
全ての事故内で自転車事故が占める割合は増加しているのに自転車の死亡事故は減少傾向にあることから導き出される結論は以下の通りです。
自動車事故や歩行中事故など、自転車事故以外の件数が自転車事故以上に減少傾向にあることが、自転車が関与した事故の割合が増えている大きな要因である。
ようは、自転車事故は他の事故に比べそこまで減少していないということです。
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