投稿日 2023-11-22 | 最終更新日 2023-11-30
❚ 代車についての基本的な情報を知りたい
本文は上記のような方に向けて書かせて頂きました。
それでは早速、解説していきます。
代車とは?



✔ 代車とは?
- 代車の役割と目的
- 代車とレンタカーの違い
✔ 代車を借りる条件とは?
- 代車利用の条件と要件
- 代車提供業者の要求事項
✔ 代車としてレンタカーを借りるメリットとデメリット
- レンタカー代車の利点と欠点
- 代車のナンバーについて
代車とは所有している車を修理や車検、点検やメンテナンス等で預ける場合、その代わりの車として用意する(される)ものです。
代車としてレンタカーを借りても工場代車(サービス)代車を借りても、リースカーを借りてもすべて代車と言います。
代車とは
代車とは、車を所有している方が修理・車検・点検・メンテナンス等でディーラーや修理工場などに車を預けている期間、代わりとして用意された全ての車を指します
工場代車(サービス代車)とは
工場代車とは、ディーラーや修理工場が修理や車検や点検などでお客様から車を預かっている期間に代車として出せるようにもとから所有している車を指します。
工場代車は無料で貸し出す事が多いので、サービス代車とも呼ばれたりします。
代車の役割と目的
代車の主な役割は車を預けた方の代わりの交通手段であり、車を預けた方がその預けている期間の交通手段に支障が出ないようにすることが目的になります。
なので、基本的に代車は預けている車が戻ってくれば返却しなければいけないことになります。
代車とレンタカーの違い
レンタカーも代車として借りた場合は代車と表現しますが、ここでは代車として主に用意される工場代車(サービス代車)とレンタカーの違いについて説明させて頂きます。
まずは工場代車とレンタカーの違いについて、下記の表にまとめました。
詳しくは下記記事で解説させて頂いていますが、工場代車(サービス代車)を借りる最大のメリットは無料で借りられることであり、レンタカーを借りる最大のメリットは綺麗な車種になります。
代車を借りる条件とは?

代車を借りる条件は、代車を提供する側のディーラーや修理工場などによって異なりますが、一般的な条件と要件は次のとおりです。
代車利用の条件と要件
自腹で代車としてレンタカーを借りる方は別として、代車を借りるためには条件があります。
工場代車(サービス代車)を借りる方は、代車が空いていないと借りる事はできません。
よって、工場代車(サービス代車)を借りる場合は事前の確認や予約が必須となりますのでご注意ください。
代車としてレンタカーを借りる場合は、多くの場合は車を預ける先(ディーラーや修理工場)が用意してくれます。
ただし、レンタカーは料金が発生するものですので保険が使える場合にのみ、その補償内のレンタカーを無料で借りる事ができます。
また、代車を借りる方は運転免許証のほかに保険加入が義務付けられる場合があります。
代車としてレンタカーを借りる場合は任意保険に必ず加入していますが、代車として工場代車(サービス代車)を借りる場合は任意保険に加入していない場合もあります。
この場合はご自身で加入している自動車保険の他者運転特約を使うか、1日自動車保険に加入する必要が出てきます。
他者運転特約とは
他者運転特約とは、他人の車を運転中に事故にあったとしても自分の加入している自動車保険を使って補償を受けることができるものです。
この他社運転特約は、現在多くの保険会社では自動車保険の契約をすると自動で付いてくるようになっています。
また、他社運転特約を使えば翌年から等級が下がり、支払う保険料金も上がってしまいますが、大きな事故を起こしてしまったらと考えると入っていても決して損はしないはずです。
1日自動車保険とは
1日自動車保険とは1日単位で保険を契約でき、コンビニなどで手軽に手続きをすることができる大変便利なものです。
1日自動車保険はレンタカーでは使うことができません(わ・れナンバーでは使えない)が、工場代車(サービス代車)は「わ」・「れ」ナンバーではないので利用する事ができます。
例としてファミリーマートでは3分で手続きが完了する「ちょいのり保険」という1日自動車保険があります。
費用も800円(24時間)ですので、手軽に入れることも魅力といえます。
代車を借りる際のルールについて
代車の貸出先は、代車を貸し出す前にこれは守ってくださいと言ってくる場合があります。
このルールは、代車として借りるのがレンタカーか工場代車(サービス代車)かや、貸出先によっても変わってきます。
代車を利用する場合は貸出先が設定したルール守らなければいけません。
一般的にはどのようなルールがあるのか?についての具体的な例は以下の通りです。
工場代車(サービス代車)
• 任意保険に入っていない代車の場合は保険の加入
• ガソリンは使った分は給油する
レンタカー
• ガソリンは満タン返し
• 傷をつけたら修理費用の負担
• 事故を起こした場合は設定された免責金額などの負担
工場代車(サービス代車)は任意保険に入っていない場合は保険の加入が義務付けられるほか、ガソリンについても借りる時に満タンではない状態で貸し出されることもあるので「使った分は給油する」ようにしてください。
レンタカーの場合は、ガソリンは満タンで貸し出されますので満タン返しとするほか、工場代車(サービス代車)に比べ、傷に対しては細かくチェックされます。
また、事故を起こしてしまった場合は「免責」や「ノン・オペレーションチャージ」を請求されることがありますので事前に確認することが重要になります。
免責
免責とは事故を起こしてしまい貸出先業者の保険を使う場合、業者が設定している金額を支払わなければいけないというものです。
ノン・オペレーションチャージ
ノン・オペレーションチャージとは、貸した側の休業補償を指します。
貸し出した工場代車に傷などの損傷があった場合、その車を修理している期間は他のお客様に貸し出す事ができません。
そのため、金額は業者によって違いますが、車を修理している期間の休業補償代金をノン・オペレーションチャージとして請求されることになります。
代車のメリットとデメリット

代車は基本的には車を預ける先であるディーラーや修理工場が用意するもので、保険が使えるようならレンタカー、保険が使えないようであれば工場代車(サービス代車)が用意されることが多いです。
ここからは、代車として使う場合のレンタカーと工場代車(サービス代車)について比較解説していきます。
代車ごとのメリット・デメリット
レンタカーと工場代車(サービス代車)のメリット・デメリットについては以下の通りです。
詳しくは下記記事で解説していますが、レンタカーは工場代車(サービス代車)に比べ割と最近の車種が借りられることが一番のメリットかと思います。(全てのレンタカーがそうというわけではありませんが、、、)
ただし、保険で補償されない場合は費用がかかってしまうのは大きなデメリットであるといえます。
上の図を参考に、ご自身が置かれている状況によって考えてみてください。
レンタカー代車のナンバー
レンタカー代車を借りる場合のナンバーは基本的には「わ」、「れ」ナンバーです。(「れ」ナンバーは北海道か沖縄で一部使用されています)
この「わ」、「れ」ナンバーはレンタカーとすぐに分かることから、借りたくないという方も中にはいらっしゃいます。
そういった場合は工場代車(サービス代車)が借りられるのかを車を預ける先に確認しましょう。
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まとめ
✅ 代車は車の修理や車検時に提供され、無料の工場代車や保険補償内のレンタカーがある
✅ 代車が任意保険未加入の場合、他者運転特約や1日自動車保険が必要になる
✅ 代車事故時の免責やノン・オペレーションチャージは事前に確認する
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